文藝春秋digital『49歳になりまして』/光浦靖子

文春オンラインで掲載された光浦靖子さんのコラムが話題になっています。
読まれた方もいらっしゃると思います。(もし読みたい方は上の画像クリックで無料で読めます。)
私も一昨日読んでみました。
とてもよかったです。
光浦靖子『49歳になりまして』芸歴28年・もう一つの人生を回収したい
光浦さんは4月から芸能界を離れ、カナダに留学予定だったようです。
しかしコロナの影響で頓挫したこと、そしてなぜ留学しようと思ったのかを、生きてきた半生を振り返りながらお話してくれています。
それが読んでいて、胸に刺さりました。
本当なら隠しておきたい気持ちを、正直に書いてくれているのがわかるし、光浦さんが抱えていえる不安感もよく伝わりました。
50歳を前にして、「英語から逃げた分岐点に戻って、もう一つの人生も回収したい」ともおっしゃっています。そうすることで、世界はここだけじゃないということを証明し、強くなれると。
これを読むと、自分自身に置き換えどうなんだろうって考えてしまいます。
私も逃げてきたこと諦めたことってやっぱりあって、もしあそこで逃げなかったらどうなっていたのか、どんな人生だったのかって思います。
私は中学生くらいから旅客機のパイロットになりたくて、勉強もたくさんしていい高校に入りました。でも高校生になり視力が落ちて、パイロットを断念することになります。そこから目標を失い勉強もしなくなり、、これが一つ目の挫折。結局、去年産まれた子供に飛行機に関係する名前を付けることになって、あーやっぱりどこかで諦めきれてないんだなって思い知らされるんですけど、息子には大迷惑な話です。
こんな風に自分の人生を考えさせてくれる光浦さんのコラムはやっぱり素晴らしいし、人生を生きる上でターニングポイントになるかもしれません。
光浦さんには、出版社からオファーが殺到しているみたいです。確かに私も一冊の本として読んでみたいと思いました。
今後の光浦靖子さんの活躍に期待したいと思います。

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